武蔵野市三鷹駅の耳鼻咽喉科 杉山耳鼻科クリニック|耳の症状 聞こえにくい・耳詰まり

耳の症状

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聞こえにくい・耳が詰まったような感じがする

耳が詰まったような不快感があって、何となく音が聞きづらい、薄い膜を通して音を聞いているような聞こえにくさがあるといった訴えもよくあります。こうした症状を「耳閉塞感」といいますが、その原因の多くは、中耳や内耳にあります。
最も多いのが中耳の障害ですが、その代表的なものが、風邪に伴う中耳の内圧の変化です。風邪をひいて鼻が詰まると、耳管が塞がれて、中耳に空気が送られなくなります。
そのため、中耳の内圧が低下し、鼓膜が中耳の方に引っ張られて、音がこもって聞こえるようになるのです。この場合は、鼻づまりが治れば、耳閉塞感も自然に改善していきます。そのほか、急性中耳炎の初期や滲出性中耳炎、耳管の病気などでも耳閉塞感が起こり、聞こえにくくなることがあります。
内耳の障害では、メニエール病などが耳閉塞感の原因になります。メニエール病の場合は、低音域の難聴と耳閉塞感が起こってきます。聴神経腫瘍の初期にも耳閉塞感が現れることがあります。
また、鼓膜に小さな孔が開いた場合にも、耳閉塞感が現れます。耳閉塞感は、難聴と密接な関係がありますが、日常会話とは関係のない低音域だけが傷害されている場合は、耳閉塞感だけが自覚され、難聴はなかなか自覚されません。しかし、耳閉塞感がある場合は、難聴の可能性も疑ってかかることが必要です。