武蔵野市三鷹駅の耳鼻咽喉科 杉山耳鼻科クリニック|耳の症状 耳が聞こえない

耳の症状

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耳が聞こえない

音は、外耳から中耳、内耳を経て、聴神経によって脳に伝えられます。この音の聞こえる道筋のどこに障害が起こっても、聞こえが悪くなる「難聴」が起こります。
たとえば、外耳道に耳垢たまってつまる耳垢栓塞でも難聴が引き起こされますし、鼓膜に孔があく鼓膜穿孔や、鼓膜炎などでも難聴が発生します。
さらに、急性中耳炎や滲出性中耳炎といった中耳の傷害や、メニエール病、突発性難聴、内耳炎などの内耳の傷害による難聴もあります。聴神経腫瘍(脳の腫瘍)でも難聴が起こります。ただし、難聴の原因が、耳のどこにあるかは、鼓膜の診察や、聴力検査などを行わなくてはわかりません。
一方、聴力検査で異常が認められても、ほとんど難聴を感じない場合もあります。
日常の会話でよく使われる音は、周波数が250~3000Hzの範囲ですが、それより低い音域や高い音域に難聴がある場合は、なかなか難聴に気がつきません。また、程度が軽い場合も、難聴に気がつきにくくなります。特に片側の耳の難聴は気づきにくいものです。
老人性難聴の場合も、高音域から難聴が始まるので、初期の段階では、難聴に気がつきません。しかし、難聴が進んで、日常の会話に使われる音域にまで障害が及ぶと、難聴を自覚するようになってきます。